シーズンディスプレイとは?季節を感じるショールームデザインのコツ
ショールームデザインを企画するときに、季節感を取り入れるのも大切です。季節を感じるショールームにするためにシーズンディスプレイを活用しましょう。この記事では、シーズンディスプレイについて、季節を感じるショールームデザインのコツとともに解説します。ショールームデザインの企画立案を検討中の方は参考にしてみてください。
シーズンディスプレイとは
シーズンディスプレイとは、造花やナチュラル素材を使って空間を彩るサービスです。季節ごとにデザインやディスプレイを変えることで、四季の変化を楽しめます。
春・夏・秋・冬の季節に合わせたディスプレイやクリスマスやバレンタイン、ハロウィンなどのイベント装飾、フラワーアレンジ装飾などで空間を彩り、ショールームに来た顧客を楽しませてくれるでしょう。
ディスプレイは、服飾・ファッション店舗に限らず、飲食店やコンビニ、公共の施設やアミューズメント施設など、さまざまな環境に合わせて活用できます。
とくにショールームのような顧客と直接顔を合わせる場所ではとくにディスプレイの効果を活かせるのです。シーズンディスプレイのメリットは、顧客に新しい情報を視覚化して発信できることです。
また、季節の変わり目を共感させ、季節ごとの顧客のニーズを呼び起こし、欲求を喚起させる役割があります。
四季に応じたショールームデザインのコツ
四季に合わせたショールームデザインのコツについて解説します。
春のデザイン
春といえばやはり桜を連想する方が多いでしょう。桜の季節は、その華やかさや美しさから多くの人々を楽しませてくれます。しかし、桜の時期は思っているよりも短く、ショールームのディスプレイや飾り付けで桜の装飾をする場合は、早目の飾り付けを意識するのがポイントです。
夏のデザイン
夏は気温もぐんぐん上がり、季節の変化が肌で感じられる季節です。そして、新年度を迎え、春の行事も落ち着く季節でもあり、開放感ある季節で人々は活発になり行動的になります。
そのため、夏のシーズンディスプレイはアクティブ感がポイントになります。夏はゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇の季節で多くの人が非日常感を求める季節です。わくわくさせるようなディスプレイで顧客の活動意欲を後押ししましょう。
秋のデザイン
夏から秋への切替えディスプレイ・店舗装飾は重要になります。なぜなら、秋のディスプレイは変化を大きく表現できるシーズンだからです。
夏のアクティブで活動的なシーズンから、穏やかで落ち着いた季節への移り変わりは、人々の感情に与える影響が強い時期になります。そのため、秋の落ち着いたイメージを形にして、顧客の心を惹きつけるデザインにすることが大切です。
冬のデザイン
冬は、クリスマスをはじめとして、お正月やバレンタインデーなど、さまざまなイベントや年中行事が集中しています。そのため、ディスプレイや店舗装飾も慌ただしく、冬をイメージさせるシーズンディスプレイは少なくなりがちです。
そこで、メインテーマを冬に設定し、サブテーマとしてクリスマスやお正月やバレンタインなどのイベントやセールを設定するのがよいでしょう。そうすることで、冬の季節の間、装飾を変えながらも統一された演出が可能になります。
月に応じたショールームデザインのポイント
ショールームのデザインや飾り付けの年間予算や年間スケジュール・カレンダーは、一般的に、2月~3月にかけて組み、提案・検討します。そして、実際にスケジュールの運用が始まるのは新年度の4月です。
そのため、ディスプレイ・店舗装飾の年間スケジュールは、1年間の季節や生活歳時、イベントなどライフスタイルに合わせてスケジュールを組むことがポイントになります。
たとえば、季節で分けると1・2・12月は冬、3・4・5月は春、6・7・8月は夏、9・10・11月は冬に分けられます。そこからさらにお正月やバレンタイン、ゴールデンウィークやハロウィン、クリスマスなど季節や月ごとのイベントに合わせると月ごとのコンセプトが決めやすく、スケジュールが立てやすくなるでしょう。
また、実際にデザインや装飾を考えるときは、色合いやデザインを季節やイベントのイメージに合わせることがポイントです。たとえば、春であれば桜をイメージさせるピンク色や淡い色、夏なら海をイメージさせる青色や活発な印象を与える明るい色にすると季節感が伝わりやすいでしょう。
色だけでなく、季節感やイベントを印象付けるために季節の花や木、アイテムや小物などを活用することもシーズンディスプレイではポイントになります。季節感や生活歳時を顧客に印象づけ、共感や購買意欲につなげられるかが重要です。
まとめ
シーズンディスプレイは視覚的に顧客の共感を誘い、ニーズや欲求を引き出す効果があります。顧客と直接つながるショールームでは、シーズンディスプレイを活用するのがおすすめです。シーズンディスプレイは、季節感やイベントを顧客に印象付けるために、カラーリングや季節の花や木、アイテムをうまく利用することが大切です。そのためには、季節やイベントから連想できるイメージから明確なコンセプトを立てることがポイントです。今回の記事を参考に季節を感じるショールームのデザインをしてみてはいかがでしょうか。