ショールームに効果的?ビジュアルマーケティングについて考えよう

公開日:2021/10/15   最終更新日:2021/11/26


自社PRの施策に頭を悩ませている担当者の方も多いでしょう。そんなときショールームは1つの有効な手段で、専門にサポートするデザイン会社も多く存在します。しかし現代では空間のみならず、ユーザーの視覚に訴えかける方法も非常に重要です。今回はそんな「ビジュアルマーケティング」に重きをおいて解説します。

ビジュアルマーケティングとは

ビジュアルマーケティングとは、映像などを用いて人間の視覚に訴えかけることで商品やサービスを効果的にアピールすることです。なぜ視覚にアプローチすることが効果的なのかというと、人間の脳に送られる情報の90%は視覚によるものであり、その情報から刺激を受け行動を起こすというメカニズムがあるからです。

しかも人間の脳は、文字情報よりも画像などの視覚情報の方が6万倍も早く処理できるということが研究の結果明らかになっています。要するに人間は情報の価値判断をするとき、大部分が視覚からの影響を受けているということであり、それほど視覚情報は重要なものなのです。

また近年はインターネットの普及によって膨大な情報があふれ、人々の集中力が低下していることもわかっています。そのため、理解するのに高い集中力を必要とする文字情報は敬遠される傾向があり、それよりも一瞬にして多くの情報を伝達できるビジュアルマーケティングがますます重要になっているのです。

ビジュアルマーケティングの例としては次のようなものがあります。

・動画コンテンツ
・画像(写真・イラストなど)
・インフォグラフィックス(統計データを図形化したもの)

なかでも動画コンテンツはネット上で送受信されるものの7割以上を占めるほどになっており、動画で情報を得ようとしているユーザーが圧倒的になっている現状です。こうしたビジュアルマーケティングを用いることで、

・LPのコンバージョン率が飛躍的にアップ
・画像つきの記事はテキストのみのものと比較して2倍以上読まれる
・SNSのシェア率アップ

といった統計データも実際に出ています。以上のことからビジュアルマーケティングは現代には必須のものといえるでしょう。

ビジュアルマーケティングで意識したいこと

次は実際にビジュアルマーケティングを行っていくうえでのポイントについてお伝えします。結論からいうと、科学的根拠や統計で有効性が実証されている手法を用いるべき、ということです。

■画像や図解を多用する

先ほどもお伝えしたように画像などを用いることでユーザーの理解度は圧倒的に上がります。最近ではインターネットユーザーのほとんどがスマートフォンを使って情報にアクセスしており、移動中や家事をしながらの「ながら見」が非常に多いです。そうした集中しにくい環境にあるユーザーの注意を引くには、一瞬にして伝わる画像やデザインが有効なので、これからの時代はその部分により力を入れていくことが必要です。

■人間味をもたせる

人の顔写真を用いることでユーザーの反応がよくなります。人間の脳は顔や声などの非言語情報に90%以上も影響を受けており、とくに顔の表情に注意を向けてしまうという特性があるからです。たとえば画像中心のSNSであるInstagramを研究したデータでは、顔写真のある投稿の場合30%以上反響が増える可能性があることがわかっています。

■アイコンタクト

広告を見る視聴者とのアイコンタクトを作ることで注意を引きつけることができます。人間の顔写真ばかりでなく、キャラクターのイラストの場合でもアイコンタクトは重要です。アイコンタクトは、人に信頼感をもたせ、つながりを感じさせるのに有効だからです。ただ目線の数が多すぎると逆に見ている人を緊張させ不快にさせてしまう恐れがあるので、その点は注意です。

■色でアピール

色を効果的に使うことで、人間の脳に影響をあたえて意思決定や行動を促せることが「色彩心理学」の観点からも実証されています。また色を活用することは、ブランドイメージに一貫性をもたせたり、認識性を高めたりするために非常に有効です。

■ユーザーは動画で見たい

製品の使い方やHowtoなどを、文字で理解するよりもYouTubeなどの動画を見て理解しようとする人が増えています。動画コンテンツは今後もますます必要とされていくので、既存のコンテンツを動画に置き換えるなどして積極的に取り入れていきたいところです。

これ以外にもビジュアルマーケティングにおける有効な手法はたくさんあるので、興味がある方はもっと深く学んでみてくださいね。

ショールームでビジュアルマーケティングをうには

ショールームには「製品展示型」「企業紹介型」「ギャラリー型」、それ以外にもさまざまな形態がありますが、ショールームにおいてビジュアルマーケティングが行われる具体的な例を紹介します。

これまで紹介してきたような視覚的効果をふんだんに使ったものとしては、最新のデジタルテクノロジーによるデジタルサイネージやプロジェクションマッピングがその最たるものといえるでしょう。

■デジタルサイネージ

デジタルサイネージとは、屋外や公共空間や店頭など、人が集まるあらゆるリアル空間において、平面ディスプレイやプロジェクターを用いて情報を発信するメディアのことで、いわゆる電子看板と呼ばれるものになります。

ショールームをいちから設置するには多大なコストがかかりますが、オフィス内にショールームを備えるオフィスショールームにして、エントランスにデジタルサイネージを置くことで、コスト削減と企業のイメージアップが同時に期待できます。デジタルサイネージは映像機器や映像技術が商材の企業であったり、扱っている商材が大きすぎて設置できなかったりするといった企業でも効果的にPRできるようです。

■プロジェクションマッピング

プロジェクターを使用して空間や立体物に映像を投影する技術であるプロジェクションマッピングも、ショールームに用いられるようになってきています。オフィスショールームにおいても、企業価値やブランディング、業務イメージを映像でわかりやすく伝えるために使用されています。

たとえば、エントランスに設置された立体物である企業のロゴの上に映像を重ね合わせたり、アニメーションや図形などで解説を加えたり、カラー効果を使って演出したりするといったように、視覚的効果が多用されているようです。最近ではコロナ禍の影響で企業のショールームへの訪問者は減ってしまいました。

しかし、上記のようなデジタルテクノロジーを活用して、既存のショールームをバーチャル化することが積極的に行われるようになってきました。いつでもどこでも、ゆっくりと商品を吟味できるメリットがあるため、ビジュアルマーケティングの一環として有効活用できれば、これまで以上に多くのユーザーにリーチすることが可能になるでしょう。

 

ここまで企業PRに関して、ビジュアルマーケティングの観点から解説しました。情報が氾濫している現代において、ユーザーにビジュアル面でアプローチしていくことの重要性をお伝えしました。また、エビデンスのある手法はすでにたくさん存在しており、それをいかに有効に活用していくかがポイントであるということもわかったでしょう。自社PRの施策に悩んでいる方は今回の内容をぜひ参考にしてください。

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